伊豆山のこどもたちへ全国各地から寄せられた応援グッズを詰めたリュックサックをプレゼントしました。
7月28日、市役所にて新村教育長へ応援リュックサックを手渡しました。園、学校を通じて園児31名、小学生54名、中学生31名に届けられるそうです。
リュックサックには、お友達と遊んだり、通常の生活を送ったりすることが難しい環境を強いられている伊豆山地区のこどもたちに、少しでも元気になってほしい、見守っている大人たちがいることを知ってほしいという思いが込められています。
未来創造部は7月3日の熱海伊豆山土砂災害の発災直後に「熱海未来創造部・伊豆山災害支援チーム」のフェイスブックグループを立ち上げ全国の方へ熱海の今の情報を発信するとともに、熱海で支援活動に取り組んでいる地元メンバーと定期的に情報交換会を開催しています。情報交換会にリュックサックプロジェクトの発起人である河瀬愛美さんが相談に来られて「熱海未来創造部・伊豆山災害支援チーム」としてのサポートがスタートしました。
河瀬愛美さんは、熱海市で介護ケアタクシー(株式会社伊豆おはな)を営むとともに、全国訪問ボランティアナースの会(キャンナス)の熱海代表も務めています。今回の災害では河瀬さんの事務所が罹災し、河瀬さんご自身も被災者のお一人でもあります。河瀬さんは、発災後、ご自身が避難生活を送る中で、知り合いの方からご提供いただいた支援グッズ一式が大変便利でありがたかったという経験をしました。
「準備が簡易な食糧品やすぐに必要な備品・衣類が、移動に便利でいざとなったら背負って逃げることができるリュックサックに入っていたら、助かる方・喜ぶ方がたくさんいるのではないか」という河瀬さんの言葉が、河瀬さんとつながりのある「キャンナス」の菅原由美代表、さらには菅原代表と親交のある特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長 吉岡春菜。以下、ジャパンハート)を通じて、元Jリーガーの安彦考真さんに届き、川崎フロンターレの長谷川竜也選手、Y.S.C.C.横浜の大城蛍選手と西山峻太選手から計300個のリュックをご支援いただけるという動きにつながりました。
長谷川選手は静岡県沼津市出身で、今回の災害で何かできることはないかと考えていた中で、ジャパンハートの活動を通して支援ができるとわかりリュックサックを届けてくださいました。また、ジャパンハートを普段から支援している解脱会からもリュックを100個ご支援いただきました。
いただいたリュックサックを被災地に届けるにあたり、その方法について河瀬さんから相談を受けた「熱海未来創造部・伊豆山災害支援チーム」は、河瀬さんと相談し、まずは被災地のこどもたちにこのリュックサックを届けることを決めました。
リュックサックにこどもたちが喜ぶグッズを詰めるため、支援チームにつながりのある企業、団体様にお声掛けさせていただきました。夏休みの初めにリュクサックを届けたい思いから、お声掛けからプレゼント贈呈日まで1週間程度しかないスケジュールだったにも関わらず、多くの企業、団体様にご賛同いただきました。皆様のおかげで、こどもたちを笑顔にするために工夫が凝らされた数々の応援グッズを詰めたリュックサックをプレゼントすることが叶いました。ご賛同いただきました皆様には深くお礼申し上げます。
たくさんの方にご協力いただき、思いがつながってできたこのリュックサックの贈り物が、こどもたちの元気につながることを心から願っています。
未来創造部ならびに「熱海未来創造部・伊豆山災害支援チーム」は今後も中長期的に熱海の復旧・復興、地区の暮らしと経済とにぎわいを取り戻す活動を実施してまいります。
7/28には「熱海未来創造部 伊豆山災害支援チーム」活動報告会~私たちが伝えたい熱海からの教訓~を開催しました。応援リュックサックの取組についても報告しています、ご興味ある方はオンデマンド配信をご覧ください。
応援リュックサックに添えたメッセージはこちらをご覧ください。