私たちについて
私たちはいま、気候変動、海洋プラスチック汚染、資源の枯渇、地方経済の疲弊、人口減少や高齢化など、様々な問題に直面しています。そのような課題に対して、現実を変え、より良い未来を創り出していく必要があります。
政府や自治体には、様々な方向性を定めたり、その方向に推進するための政策や施策を打つという重要な役割があります。しかし、実際の変化は、それぞれの地域で人々が作り出すことになります。政策や奨励策・規制などは、それを受けて動く人々や事業者がいてはじめて形になり、効果を生みます。
変化は、必ずローカルに生じるのです。
町や地域を歩きながら、町の人たちと話をしながら、地元の社会課題を"共発見"する。そして、グローバルな知恵や情報、技術、人などの助けを借りながら、その解決策を考え、実験・実施していく。
地元と呼べる地域があるからこそ、ローカルに軸足を置きながらも、ローカルに閉ざすことなく、グローバルにつながって展開する「グローカル」な取り組みができるのです。
私たちは、そのような思いとともに、「未来の子どもたちにきれいで楽しい地球を残したい」をミッションに掲げ、2020年に株式会社未来創造部を設立いたしました。
ソーシャル・イノベーションのための
ATAMI社会課題ラボ
未来創造部は、社会問題の発見と解決に関心を寄せる様々な企業や地域と連携して、会員制「ソーシャル・イノベーションのためのATAMI社会課題ラボ」を開設いたします。「ローカル」に軸足を置きながら、「グローバル」につながり、「研究・調査」に裏打ちされた「実践」的なパイロット事業を展開していきます。
未来創造部のミッション
未来の子どもたちに
きれいで楽しい地球を残す
未来創造部のビジョン
「ローカル」に軸足を置きながら「グローバル」につながり、
「研究・調査」に裏打ちされた「実践」活動を進めることで、
「持続可能で幸せな社会と未来」を創る一助となりたいと考えています。
また、企業や行政、他の地域にも実践的な社会課題発見・解決の場を提供することで、
経験や学びを横展開し、各地での取り組みを推進していきます。
未来創造部のプロジェクト
1.温暖化を止めるための活動
温暖化を止めるために必要な以下の3つのことに対し、事業を行う。
① これから出すCO2を減らしてゼロにする
② 大気中に出てしまったCO2を回収する
③ 回収したCO2がふたたび大気中に戻っていかないように、固定化する
①これから出すCO2を減らしてゼロにする
・自治体・企業への脱炭素化支援
「ゼロカーボン」「脱炭素」への取り組みを進める自治体や企業に対し、知見の共有や支援を行い、より早い目標の達成をめざす。
②大気中に出てしまったCO2を回収する
・ブルーカーボンプロジェクト・森林再生支援
熱海の海での藻場の再生によってCO2を吸収するブルーカーボンプロジェクトに加え、漁業支援・新たな観光資源づくり、海藻によるマイクロプラスチック除去の実験、収穫した海藻の炭化またはガスエネルギー化など、多岐に広がる分野横断的なプロジェクト。水産試験場や海洋関連の研究所、地元の事業者などとの連携のほか、事務局を務めるNPO法人ブルーカーボン・ネットワークをでは、国内外のブルーカーボンの取り組みを発信・共有し、各地のプレーヤーと関心があるサポーターやさまざまな技術、制度をつなぐことをめざしている。
③回収したCO2がふたたび大気中に戻っていかないように、固定化する
・炭化事業(CO2の固定化)
植物を「炭」にすると、その炭素を数百年~数千年、閉じ込めることができる特性を生かし、間伐材、剪定枝、竹など、地域の植物性の「お困りもの」をバイオ炭にすることで、「地域資源の循環」「未活用資源の活用」「地産地消のエネルギー源・土壌改良材」をめざす。固定化による温暖化対策とともに、バイオ炭の農地への適用によるJクレジットの認証対象となることで、地元経済循環の一助となることをめざす。(関連サイト)
2.海洋プラスチック汚染に対する活動
熱海港に注ぐ糸川河口にネットを張ることで、川から海に流れ込むプラスチックごみをキャッチ・回収・処理する取り組みや、マイクロプラスチックごみを体感する実験プログラムなどを通じて、海洋プラスチック汚染に対する意識啓発・環境教育につなげていく。(関連記事一覧)
3.次世代を育む活動―未来創造ユースチーム
それぞれの分野や地域で持続可能で幸せな未来を創り出そうと行動したり、望ましい未来を創りたいという意欲を持っているユースのみなさんに、社会を変えていくために必要なスキル(バックキャスティング、システム思考、変化の理論、コミュニケーション、合意形成)を伝え、一緒に学び、考える場や、ネットワーキングの機会を提供している。(関連サイト)
4.体験と五感を使ったプログラムで変化を創り出すための活動
海洋プラスチックやブルーカーボン、炭化の現場を体験するプログラムなど、SDGsや社会課題を共に発見、体験しながらその解決策を考えるお手伝いをしていく。ローカルに軸足を置きながら、グローバルな知恵や情報、技術、ネットワークを生かした「グローカル」な環境を提供。チェンジ・エージェント(変化を創る人)を育む学び・場づくりを行っている。(関連サイト)
5.地元の人々と未来を創り出す活動
製炭炉施設がある「笹尻エコビレッジ」を、地域のエネルギー循環が体験でき、自給自足型の再エネにシフトしていくための技術的・社会制度的・経済的な実証実験を行う「笹尻エコビレッジプロジェクト」や熱海は高齢化率が高く、坂が多いため、高齢者の移動ニーズへの対応として、電動3輪トライクの実証実験をはじめ、トライク・シニアカー・電動車椅子のシェアまたはサブスクリプションの仕組みの構築を実現していく「グリーンスローモビリティ構想」、自社ビル屋上の天空スクエアで、地元で作った炭を使ったBBQを楽しむ「炭焼きナイト」など、地域とつながり、地元の人とともに未来を創り出す機会と場を提供、実践していく。
事業内容
■企業や自治体、教育機関等の社会課題の発見・解決プロセスの支援
現場を生かしたオリジナルの研修や合宿プランをアレンジ、運営
■企業・自治体・学生・一般向けの教育・研修
研修・セミナーのプログラム設計・講師・ファシリテーションならびに企画・運営
■環境教育プログラムの開発と運営
海洋プラスチックやブルーカーボン、炭化の現場を体験するプログラム運営、SDGsスタディツアー、修学旅行、教育旅行など
■コンサルティング・アドバイス業務
SDGs、温暖化、プラ問題、レジリエンス、地域経済循環など
■オープンセミナーの開催
「システム思考」「変化の理論」を使ったスキルアップセミナーや自分の生き方を考えるセミナーなど
■ワーケーション事業
レンタルスペースの運営を通じたワーケーションプログラムの提供・運営、および実際にワーケーションを行った際の効果測定
■未来創造ユースチームの運営
ユースの学びの場(ゼミ)やネットワーク形成、社会を変える具体的な取り組みの場を提供
■地域振興
地域住民のための交流や学びの機会の提供、貸しスペース・教室の運営
■海につながるための支援
船のオーナーとクルー・ゲストとのマッチングやヨット・ボート購入希望者のサポートなど
■エネルギー転換、省エネ、省資源に関わる代理店業務
電動トライク「とことこエース」、LED、省エネエアコン、節水コマなど
未来創造部の強み
未来創造部の
メンバー・パートナー
代表取締役社長:枝廣淳子
大学院大学至善館教授、イーズ代表、チェンジエージェント会長、幸せ経済社会研究所所長。コロナの影響で熱海に長期滞在しているうちに地元のメンバーと意気投合し、未来創造部を立ち上げ。これまで数千人規模のまちづくりを手伝ってきたが、熱海では新たに数万人規模のまちづくりにチャレンジしたいと考えている。
代表取締役副社長:光村智弘
熱海マリンサービス取締役社長。会社創立30周年の節目に、新事業部「未来創造部」を立ち上げる。これまで海岸清掃や減災・防災・ECO・健康など、ボランティア活動として実施してきた活動の一部を、「未来のこどもたちに きれいで楽しい地球を残す」ことを目的に、事業としてより広く深く持続可能に展開していく考え。
◎ビジネスパートナー
有限会社イーズ
https://www.es-inc.jp/
熱海マリンサービス株式会社
http://izu-marine.com/
株式会社 Green Guardian
https://www.greenguardian.co.jp/
◎プロジェクト・パートナー
特定非営利活動法人ブルーカーボン・ネットワーク
https://bluecarbon.jp/
株式会社宇田水産
https://www.udasuisan.website/
お問い合わせ
「熱海、未来のタネをみつけに」サイト、および、未来創造部に関するご意見・ご感想、また、情報掲載依頼やメディアへの掲載に関するお問い合わせは、以下のフォームよりお願いいたします。
なお、すべてのご意見・ご感想にお返事することが難しい場合がありますこと、なにとぞご了承ください。
※土日・祝日などは翌営業日以降の対応とさせていただきます。
【連絡先】
株式会社 未来創造部
〒413-0014 静岡県熱海市渚町10-9 未来創造スクエア Googleマップ
TEL 0557-48-7898
(受付時間は平日9時から17時までとさせていただきます)
※セミナールームへのアクセスはこちら
事務所からすぐ近くの「エムズ熱海ビル」(渚町7-5)になります。