
5月15日(木)、熱海市の親水護岸第三工区地先に、株式会社岡部さまに熱海在来種の母藻から採取して育てていただいた種苗のカジメを移植しました。
熱海の海域でのカジメの移植は、温暖化等により磯焼けなどで減少・消失した海藻などを、藻場の再生による、ブルーカーボンの取り組みとして、昨年度に引き続き行いました。
昨年度は、カジメの増殖も確認できましたが、おそらく食害によって、ほとんどがなくなってしまいました。
この経験を通して、今年度は食害対策として折り畳み式のネットを利用し、移植するカジメを入れて囲み、岡部さまのご協力のもと、5カ所に設置しました。
今後も定期的に観測し、熱海の海でのカジメの様子をお伝えしていきます。
前日に送っていただいたカジメが枯れないように、移植まで海水につけておきます
岡部のダイバーさんが潜って作業
記録や道具などの準備、ダイバーのサポートなどを行うボート上のスタッフ
追記:1週間後の5月22日(木)にカジメの観測を行いました。無事、問題なく育っているようすが見られ、ホッとしました。