熱海、未来のタネをみつけに

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キャンドルナイト2020、最終報告書ができました

6月21日、夏至の夜にリアル+オンラインで開催した「100万人のキャンドルナイト@熱海」の最終報告書ができました! ぜひお目通しいただけましたら幸いです。

★報告書は印刷用PDFファイルとしてもダウンロードできます ⇒ 2020キャンドルナイト報告書.pdf



100万人のキャンドルナイト@熱海 報告書

 

2020/07/07

熱海マリンサービス・未来創造部

<概要>

  • 「未来の子どもたちにきれいで楽しい地球を残したい」をビジョンに2020年4月に活動を始めた未来創造部は2020年6月21日の夏至の夜、2003年に始まった「100万人のキャンドルナイト」を、特別な形で熱海で開催しました。
  • 新型コロナ状況下であるため、「人を集めない」代わりに、ライブ配信で熱海市民はもちろん、日本全国や国外の方々にも楽しんでいただくことができました。
  • キャンドルを入れるホルダーは、地元の福祉作業所「ふれあい作業所」にお願いして、市中から集められるガラス瓶やグラスから選り分けて洗浄して、1000個用意していただきました。
  • 当日夕方に10数人のボランティアが集まり、渚小公園の階段をつかって「ハートの中にキャンドルが灯っている」絵を1000個のキャンドルをつかって描きました。20時の開始時刻少し前に点灯開始、20時に主旨説明を含めた挨拶でキャンドルナイトをスタートし、直後に、たまたまでしたが、10分にわたって打ち上げ花火があがり、花火とキャンドルのすばらしい協演となりました。地元のバイオリン奏者の演奏や、さまざまな大きさや形のキャンドルを見ながらの語りなどを、地元でたまたま通りかかった人々や、ライブ中継を見ている国内外の多くの方に楽しんでいただきました。
  • 事前のネット募金と当日の募金をあわせて、50人を超える方々から、合計240,450円の寄付金をいただきました。ネット募金の手数料(5%)を差し引いた23万円のうち、「国境なき医師団」へ11万5千円、「ふれあい作業所」へ6万9千円、地元の福祉施設「陽光の園」へ4万6千円をお届けしました。ネット募金の手数料以外にキャンドルナイト開催にかかった経費はすべて、未来創造部が負担しました。3団体からそれぞれ受領証・感謝状をいただき、ボランティアさんともお祝いの会を楽しみ、今後のさらなる活動へのつながりができました。
  • 今回のキャンドルナイトの取り組みは、地元の3紙(熱海新聞、伊豆毎日新聞、静岡新聞)がそれぞれ紙面に掲載して取り上げてくれました。また、「100万人のキャンドルナイト」のネットワークや、約1万人の関心層へ情報発信をしている枝廣淳子の環境メールニュース、Facebookなどを通じて、国内外の多くの人々に熱海発のユニークな取り組みを知っていただくことができました。

<イベント開催までの経緯>

5/13

 「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人代表の1人だった枝廣淳子(未来創造部副代表)に、当時の呼びかけ人代表から「こういう状況の中で、キャンドルナイトの出番ではないか、という気がしてなりません。昔のロックバンドの一回きりの再結成みたいな感じですが、いかがでしょう」というメールが届き、5人の呼びかけ人代表の間でやりとりが始まりました。

5/20

 「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人代表5人と事務局メンバーが夜20時より、それぞれキャンドルを灯しながら、オンライン会議で話し合う。「コロナの向こうを照らす明かり」というコンセプト・スローガンを決め、人を集めてのイベント開催ではなく、Facebookグループページをつくっての呼びかけなどを進めることを決めました。

5/26

「100万人のキャンドルナイト」Facebookグループページが立ち上がりました。最終的にメンバーは800人を超えました。

このころ

枝廣淳子が、未来創造部で、「自分がかつて呼びかけ人代表をしていた100万人のキャンドルナイトをふたたびやることになった」と話したところ、TAKATA-FESなどビーチでのキャンドルアートなどを主宰していた光村智弘(未来創造部代表)などが「熱海でもやろう!」と提案し、未来創造部主催のイベントとして開催することを決めました。

6月上旬

どのような形で開催するか、未来創造部で話し合いを重ね、事業計画を作成しました。

6/10

事業計画をもとに、熱海市に対して施設使用申請書を提出し、施設使用許可を得ました。

ネットショップを利用し、募金サイトを立ち上げ、募金の呼びかけを始めました。

6/12

当日、キャンドルナイトの会場で演奏をお願いしたいと思っていた市内のバイオリン奏者・真野有奈さんにお声がけをし、ボランティアでのご協力をいただけることになりました。

6/12

チラシが完成しました。

6/15

ライブの動画配信をお願いしたいと思っていた岡田良寛さんに詳細を説明してお声がけをし、ボランティアでのご協力をいただけることになりました。

6/18

岡田良寛さんと動画配信の手順を確認・シミュレーションしました。ウェブカメラを発注しました。

6/20

大久保千恵子が段ボール箱を刻んで製作した、夜景に浮かび上がる「ATAMI 未来創造部」が完成しました!

最終打ち合わせ。夜に現場確認。

6/21

当日。幸い雨も降らず、素敵なキャンドルナイトとなりました。

6/25

国境なき医師団へ寄付金を振り込みました。

6/29

市役所総合福祉センターにて、健康福祉部の金子理事、社会福祉協議会の櫻井会長の立ち会いのもと、ふれあい作業所と陽光の園の代表者の方々へ、寄付金を贈呈しました。地元のメディアも取材に来てくれました。

7/2

当日手伝ってくれるボランティアメンバーが集まり、寄付額等の報告、振り返りをするとともに、今後もいろいろと活動していこうと話しながら、お祝いの会を楽しみました。

<会計報告>

収入の部

ネット募金 : 209,000円

現金での募金:   31,450円

合計               :   240,450

支出の部

ネット募金の手数料    :  10,450円

国境なき医師団への寄付金 : 115,000円

ふれあい作業所への寄付金 :  69,000円

陽光の園への寄付金    :  46,000円

合計                                 :  240,450

 

参考(未来創造部の支出)

場所の使用料、キャンドルホルダー1000個、キャンドル1000個、国境なき医師団のポスターの郵送料、寄付金振込手数料、チャッカマン、当日のボランティアさん用お茶など、約5万円

<寄付金受領書>

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<当日の写真>

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ふれあい作業所さんにつくっていただいたキャンドル・ホルダー。1000個以上ありました!

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熱海ビーチクラブのメンバーをはじめとするボランティアチーム、18時集合で、1000個のキャンドルを並べます

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19:40、点灯開始です。暗闇の中に優しい炎の揺らぎでハートとキャンドルが浮かび上がります

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キャンドルアート、完成しました。「ATAMI 未来創造部」の灯も浮かび上がります。未来創造部、これからもっともっと熱海でこんなふうに灯していきたいな、照らしていきたいな、みんなが集まれるあったかい場所をつくりたいな、との思いを新たにしました。そして、オープニングの挨拶が終わったタイミングで......

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10分近く、次々と花火が上がり、歓声があがりました。みんなへのプレゼントみたい! キャンドル・アートとのコラボ、素敵でした。最後の空中スターマイン、さすが熱海!です。

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熱海在住のバイオリン奏者・真野さん。何度も登場して、いろいろな曲を弾いてくれました。胸に響きました。

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今回のキャンドルナイトはライブ配信していました。この写真はライブ配信を観ている方がその画面を撮ってくれたもの。「ZOOM」とあるのは、ZOOMで録画しながら、YouTubeなどに配信をしていたからです。寄付者の方々、そのほか多くの方が一緒に楽しんでくださいました。コメントを寄せていただいたり、ライブ配信中にオンライン寄付してくださる方も。

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未来創造部の代表・光村さんがキャンドルをゆっくりとたどりながら、キャンドルナイトへの思い、ふれあい作業所さんへの感謝、これからやっていきたいことなどを静かに語りました。

このキャンドルホルダーはふれあい作業所さんが市中から集められた使用済みのガラス瓶やカップなどを選り分けて、シールを剥がし、きれいに洗って準備してくれたものです。だから、形も大きさもまちまち。「それがいい。人もいっしょ。いろんな人がいるからいい。皆で力を合わせたり努力することで、1つのものを創りだすことができる」と光村さん。

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コロナ対策のため、今回は「人を集めない」イベントとして開催しました。3密にならないよう、繰り返し放送で注意を呼びかけたほか、人が溜まりそうなところに立って注意を促す役を引き受けてくれたボランティアさんも。

幸い、3密にならない程度に入れ替わり立ち替わり、あわせると数十人の方々が足を止めて、写真を撮ったり、「国境なき医師団」のパネルに目を留めて、募金箱に寄付金を入れてくれたりしました。小学1年生ぐらい?の子が、自分のお小遣いから募金箱にお金を入れてくれ、スタッフ一同、じーん。。。

22時には終了。残ってくれていたボランティアチームと撤収・清掃を終え、無事に終了したことを祝いました。

みなさん、本当にありがとうございました!

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<ライブ配信>

生配信を行いました。下の写真にあるように、500人を超える方々が楽しんでくださいました。

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<メディアの報道>

6月18日 熱海新聞

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6月19日 静岡新聞

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6月23日 熱海新聞

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6月23日 伊豆毎日新聞

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6月23日 静岡新聞

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7月1日 静岡新聞

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7月3日 熱海新聞

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<リサイクル・キャンドル>

今回のキャンドルアートでは、本当はすべて蜜ろうキャンドルを使いたいところでしたが、予算の制約もあり、パラフィン製のアルミカップキャンドルも1000個使いました。

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燃焼時間は4時間ですが、キャンドルナイトは2時間でしたので、まだ使えるキャンドルが1000個。これをごみとして捨ててしまってはもったいない!

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そこで不要になったフライパンを使って、使用済みのキャンドルを熱して溶かし、空き瓶に入れて、芯になるよう、麻の紐を固定してふたたび固め、リサイクルキャンドルをつくりました。

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なにせ量が多いので、まだ全部は終わっていませんが、時間をみつけてコツコツとリサイクルキャンドルをつくって、非常用に配ったり、次回のキャンドルナイトで使ったりして、活かしていきたいと考えています。